こんにちは!(^^)! あまぐりです。
今回のお話は「地方の田舎あるある」だろうなというお話です。地方でも、中心部であればそこまで問題は大きくない事なんだろうけど。地方の過疎化地域は色々不便だなぁと思った事例です。末期がんの80代の男性。息子夫婦と暮らしている。訪問看護では、膀胱洗浄を行う為に利用されている。今回、放射線治療予定で中心部の某病院へ行くように主治医に言われた。ご本人曰く、某病院には毎日(土曜・日・祭日を含まない)約1か月半程度、放射線治療を行うというスケジュールであった。放射線をあてる所要時間は準備等合わせても1時間以内との事で入院する必要はないと担当医から告げられたらしい。ただ、1時間のため、家族も仕事を休んで、1か月半も送迎をしてもらうのが申し訳ないと。(車移動の送迎時間は3時間程度かかる)ご本人は、担当医に伝えたが、送迎が遠方というだけでは入院は難しいとの回答。かかりつけの主治医に診療情報提供書を担当科に書いてきてくれ、空床があれば入院させてくれるかもと告げられてご本人は困惑している様子であった。移動も自分でできないからタクシーでいっても診察に付き添いはしてくれないから無理だし、どうしょう。。。と。悩んでる様子であった。単純に病院に入院できたらいい話。しかし、病院も30分程の治療で終了の患者さんには病床を確保できない現状も理解は出来る。これが過疎化地域の実状なんだろう。不安な思いを傾聴するしかできない私。ただ行く末を見守るしかできなかった。シャトルバスに看護師が常駐し、外来診察へ付き添いをし状態確認ができる状況があれば、ご家族やご本人も安心して治療が外来通院できるようになるのになぁと。現状は介護タクシーやご家族の送迎やご親類やお友達のお願いし送迎して頂く。ここに介護・医療として関わる事は難しい。介護タクシーに医療者が常駐している地域は限られている。過疎化地域こそ、サービスが必要な気がするなぁと思う。今後も訪問に携わりながら、この問題についてしっかり考えていこうと思った瞬間であった。
ちなみに、この患者様は病院のご配慮もあり、60回の放射線療法を入院療養で行う事ができて一安心でした(^^)/